ストロングハートプラスとその他のフィラリア予防薬の違い

 ストロングハートプラスとその他のフィラリア予防薬の違い

前回の記事「ストロングハートプラスとその他のフィラリア予防薬の違い[その1]」では、心構えの話から始め、フィラリア予防薬の中でも、ストロングハートプラスのようにイベルメクチンを含むものも、レボリューションのようにセラメクチンを含むものもある、という成分の違いをご紹介しました。今回はその続きとして、もう少しだけ先に進みましょう。

片方がノミ、ミミヒゼンダニにも効果がある、もう片方はフィラリア(犬糸状虫)に焦点を当てているという特徴は前回のご説明の通りです。さらに大事な点として、コリー系のお話があります。コリー系は脳への成分の影響をブロックする特定の遺伝子がないことで、フィラリア予防薬の影響を強く受けて、脳などに問題が起きることがあります。

イベルメクチンは(医師に相談などをせず)使用することはまず避ける方がいいでしょう。セラメクチンについては公式には問題はないとされているものの、利用前には(同じく)医師に相談することが推奨されます。このようにストロングハートプラスの特徴を見るだけで、生死にも大いに関わる選択肢の違いが明らかになります。是非とも「フィラリア予防薬は全て同じ」という、いい加減な解釈はしないように気をつけてください。

Aki Okazaki

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